引き取り依頼・保護依頼

引き取り依頼・保護依頼

保護依頼のご相談で電話やメッセージがパンク中です!

保護のご相談をされる前に、まずは保護施設の事を知って下さい!
1回のご相談に対してご納得頂ける回答をするのに20分~1時間を要します。
日々沢山のご相談が後を絶たないそんな中で、お一人様が施設という構図を事前に知った上でのご連絡をして頂く事で、収容されている動物達の命までもが左右されます。

保護依頼を考えてこのページを見てくださっているあなたに施設からご挨拶

動物達を見捨てず優しい心を持って下さってありがとうございます。動物達に代わって心から感謝の気持ちを伝えたいです。
あなたが今、している事、しようとしている救いの行為はたとえ今回の1匹だけでも、一生のうちの1件だけでも、立派な保護活動・愛護活動となります。
そして、その子を抱えた瞬間から、あなたは私達と同じ保護活動家としての大切なおひとりです。

あなたがその子の中心的救世主だという事を忘れないで下さい

現在、日本の動物保護施設のほとんどが民間です。
そして組織づくりが難しいのが動物愛護団体の特性で、そのほとんどが団体として登録を行っているだけの小規模で限られた人の集まり、又は個人の愛護家の活動となっています。

その為、まずは保護依頼者さん自身が「里親募集サイト」「里親マッチングサイト」等を利用して里親さん探しを行って下さい。
保護施設に入る事は「雨風がしのげる」「ご飯が安定して食べられる」「専門家が見てくれる」「医療にかけてもらえる」というメリットもありますが、それ以上にデメリットもあります。

皆さんに理解していただきやすい様に例えるなら…
〈疫病が流行している最中の被災地の避難場所の体育館生活〉と同じ様な状態です。

その上、言葉が伝わらない動物達にとってはそこは保護施設か、保健所かの区別さえつきません。
常に人間に支配され死という絶頂の恐怖に怯えながらまずは隔離生活から始まります。
その後、色々な基準をクリアして、里親さんと出逢いの場となるお披露目の場でフリーになった後も様々な苦労を乗り越えていかなくてはいけないのが保護施設となります。

そんな現場で動物を愛する私達がなぜそんな辛い環境に動物を置くのか?なぜ動物保護施設を運営しているのか?
それは「ここで一緒に苦労を乗り越えたその先には幸せになれる場所があるはず」だからです。
中にはその夢が叶わず施設で今世の幕を閉じる子もいます。
施設に入らなければ亡くならなかったかもしれない命もたくさんあります。

なので、皆さんには動物たちが苦しむようなワンステップを踏む経路を選ぶのではなく、保護主さんから里親さんへ直で幸せのバトンが繋げるようにしていただきたいと思います。

保護施設に入れようか…?

以上を踏まえた上で「それでもどうしても保護施設に入れるしか選択肢がない」という状況の時。
グラビューハート収容保護するには2種類のスタイルがあります。

(1)サポーター会員さんからの引き取り
リンク→(サポーター会員さんとは?)
(2)一般無料引き取り(サポート会員さんに入会して保護依頼をされる方が後を絶たないので、なかなかお声がけが難しく長期間を要します。)
(3)その他(代理譲渡)

「すぐに助けてくれないの!?」
「私のペットでもないのにお金を取られるの!?」
「善意活動がお金の話をしてくるなんていやらしい!」

この様な印象をお持ちの皆様…

しかし以下の行動をする前に一度よく考えて下さい!
【拾う前に…】【保護依頼する前に…】【食べ物を与える前に…】

ご相談を受ける中で「色んな所に相談をして、拾った私が悪いように言われてしまった」「機関に電話したら元の場所に戻しなさいと言われてしまった」(※責任ある立場の人間が愛玩動物(ペット)を遺棄することは犯罪で罰せられます。)「エサやりが迷惑行為だと責められて辛い」というご意見を聞かない日はないくらい沢山同じようなお話を耳にします。

優しい人が傷つかなくてはいけなかったり、辛い思いをしなくてはいけなかったり、優しさや慈悲が仇になるなんて、悲しい世の中なんだと相談を受ける側の私達も胸が詰まる想いです。

私達動物関係者全ての人間達、みんな本当は「見捨てなさい」とは言いたくありません。
他のどこの機関・団体・病院・役所の動物関係者全ての人々は、本当は同じ気持ちなんです。
ただ、相談者さんからの「どうしたらいい?」「どうにかしてください」のご意見の多さに対応する制度が無いが為に「拾わないで」「元の場所に返して」「無視しなさい」と言わざるを得ないのが残念ながら現状です。

特に野良猫問題に関しては、人が手に負えない程の自然界に起こっている大きな問題です。
その全てをどうにかするにはとても大きな力が必要となります。
しかし、目の前に救える命がある時、助けてあげたいと思うのが人の情であり、それを「臭い物に蓋」をするような世の中にはなってほしくないと願っています。

ただ一つ明確に言える事は「命を助ける時には必ず、相当な労力と精神力、又はお金、又はその両方が伴う」という事を肝に銘じていただかないといけないということです。
電話一本すれば救える世界ではない、ということを覚悟していただかなくてはいけません。
過去から受け継がれてきた保護施設の末路は多頭崩壊が常です。

そうなったときに世間は悲惨になった保護施設を見て、保護施設の責任者を悉く吊し上げ、叩き上げています。
動物を助けたいと矢面に立った、熱意と勇気と愛情に満ちた人が最終的に動物達を虐待現場にまで追いやってしまった背景は、ひとえに誰もが無責任にも頼ってしまい皆で押しつぶしてしまったのだと思います。

動物も責任者(代表者)も単なる世の中のしわ寄せに飲まれた被害者です。
保護施設の本来の形は人と人とが協力をし合える場所でなければ成り立ちません。

身寄りのない命を救うという事は人と人とが協力して初めて可能になります。保護施設というのはとても立派なものではありません。自動的に命が助かるようにもなっていません。お金が湧いて出てくる場所でもありません。少しづつ一人一人の力を集約させ大きな力として発揮させる場所が保護施設です。

その考えの元、グラビューハートでは

グラビューハートの保護枠が空くまでの実践的保護(一時預かり等)を一緒にしてくださる方、またはグラビューハートの仲間内としてサポート会員さんになって頂き金銭的サポートを行ってくださる方、要するに労力または金銭的な協力で一緒に保護活動をして頂く、フェアな関係をご理解頂ける方としかご協力が出来ません。

最後までお読みいただきありがとうございました。 事前に保護施設の初歩を把握していただいた上でまだまだたくさんのご質問等があると思います。 お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。